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この前、アップリンクに行った時、現在、大仁田厚の映画を上映していると聞き、早速、調べてみた。↓ http://www.uplink.co.jp/factory/log/001288.php こ、これは・・「Monja」・・! 熱い!熱すぎるよ! 「ぜんじろうの一人噺」も魅力的だが、この映画は観にいったほうがよいと思う。 青山のギャラリーに小杉武久を観にいった。 バイオリン・ソロでもキャッチ・ウェーヴでも自転車でもなく、実直なライヴ・エレクトロニクス。 小さな音がアンプリファイされて、エフェクターを通り、元の音とは程遠い電子音に変換されていく。 ここまでは現在でも様々な音楽家が使ってる手法なんだけど、ここから先のアイデアがやはり小杉武久ならでは、と唸らされる。 音の出力を4チャンネルに分けて、4つのスピーカーから同時に全く違う音を出していて、この時点でライブハウスで左右2つのスピーカーから音が出ることに当たり前のように慣らされている自分がいることに気づかされる。 慣れとは怖いものだなぁ・・。 4つのスピーカーから様々な音色が出ているのを聞くと、ライヴハウスのあの巨大な左右2つのスピーカーから出ている音色がいかに単純で貧弱かということを思い知らされるのだった・・。 また使っているエフェクターのディレイ・タイムの設定が正確にずらされているため、一度、聴いた音が1つ1つのスピーカーから1小節、2小節とずれて聴こえると同時にピッチシフターとEQなどがリアルタイムで操作されていくので、1度発した音が2度3度・・と全く違った音に変調されて聴こえてくる。 フットペダルの使い方も実に見事だった。 抽象的に言えば、身近な様々な音を使って雨とか嵐とか雷とか、世の中の森羅万象を全て表現してしまえ!というようにも見えた。聴こえた。 それが更に突き抜けて宇宙に行ってしまうような・・。 最終的には小杉氏の正確な技術と音に対する厳格な姿勢によって見事な音楽が成立してて、そこには老練さや賢さがあるんだけど、説明のしようがないのっぴきならない力もたくさん感じたなぁ。 後、小杉氏の音を生み出す時の動作が「擦る」「叩く」「振る」「吹く」「回す」など、人間の基本的な営みに根ざしてるのも魅力的に感じた。 とても豊潤な音楽でした。 そして何よりライヴエレクトロニクスという方法がやっぱりプリミティヴで素晴らしい!
by byebyeblac
| 2006-07-17 03:47
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